血糖値の正常値

健康診断の結果で、血糖値が高いとか低いとか呼ねれて再検査になることはありますが、では正常値がどれくらいなのか?
ということはあまり記載されていません。

血糖値(血液中のブドウ糖濃度のことをいいます)というのは、一人の同じ人間でも1日の間でかなり変動があります。そもそも血糖値とは、血液中に含まれているブドウ糖の濃度をあらわした数値です。食事を取れば血液中のブドウ糖(多くの生き物のエネルギー源になる物質として知られています)量は一気に上昇しますから、血糖値が上がります。

血液中のブドウ糖濃度が下がると、人間は空腹感を感じるようになっていますので、空腹時に計測すれば血糖値は低いという事なんです。つまり、一日三食が基本の人間の場合、一日の間で血糖値(インスリンの分泌に問題があったり、反応に問題があっても高くなります)はくりかえし上下を繰り返すことになります。一日の間で変動を繰り返す血糖値(血糖ということもあるでしょう)は、正常値がどれくらいと設定するのが難しいのです。

一般的には食後45分〜1時間後の一番血糖値(空腹時に80〜100mg/dlくらいというのが正常な範囲です)があがった時に140mg/dl未満が理想的な数値といわれ、食後2〜3時間で食前の血糖値に戻るかも知れません。食後2時間後に血糖値が180mg/dlを超えていると血糖値が高いと言われ、140mg/dl以下なら正常と判断されているのです。

一般的に正常値といわれる80〜100mg/dlと言った数値は、空腹時の数値だと言えるはずです。ですから、血糖値(血糖ということもあるでしょう)に関しては、測定するタイミングが大変重要です。また、血糖値(血液中のブドウ糖濃度のことをいいます)が50mg/デシリットルを下回ると低血糖といわれ、そのまま低下すると危険ですので、70mg/dl以下になったら糖分を摂取する必要があるといわれていますよ。